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究極のゴルフクラブ探し!【muziik(ムジーク) On The Screw DD2Heaven × DERAMAX(デラマックス) 青デラ編】

星の数ほどあるゴルフクラブの中から「究極のゴルフクラブ」を探します!(たぶん・・・)

星の数ほどあるゴルフクラブ。そんな中から「究極のゴルフクラブ」を追い求めて、試打レビューをしていきたいと思います。

今回は、地クラブで既に(?!)話題の・・・

「muzii(ムジーク) On The Screw DD 2Heven」ムジーク公式ホームページ)の実力を徹底調査したいと思います。

デザイン的な部分は、「On The Screwシリーズ」を踏襲しており、地クラブでもよく見かけるようになった、所謂「カチャカチャ式」のドライバーです(調整機構は、キャロウェイ的なものです)。個人的にはこの時点で、かっこよくていいな~と言った感じです。

今回はシャフトも、DERAMAX の中でも、赤デラ青デラと2本柱的に話題になっているシャフトのから、今回は 青デラの愛称で親しまれている「DERAMAX 07 Premium series 07D-5(S)」株式会社オリムピック公式ホームページ)をチョイスして試打を行いました。

どんな結果が待っているか、楽しみです・・・・

先ずは、どんなクラブかと言うと・・・

ヘッドは言わずと知れた、 「muzii(ムジーク) On The Screw DD 2Heven」ムジーク公式ホームページ)です。

muziik公式ホームページより引用

アスリートゴルファーに捧げる、最高峰ドライバー、誕生。

アスリートゴルファーがドライバーに求めるモノ。
安心感がありながら、すっきりとした顔。
上質であり、フェースに食いつく打感。
低スピンかつ高弾道の圧倒的飛距離。
ロフトやフェースアングルが変更でき、かつ、シャフトが回らない可変式スリーブ。
見るだけで、持つだけで、使ってみたいと思わせる手の込んだデザイン。

DISTANCE TO HEAVEN
天国まで飛んでゆく、圧倒的な飛距離を
あなたは手に入れる。

シャフトは、 「DERAMAX 07 Premium series 07D-5(S)」株式会社オリムピック公式ホームページ) です。
DERAMAXというよりも、オリムピックと聞いた方がなじみがある方もいるかもしれませんね!

オリムピック公式ホームページより引用

しなり戻りの速さを基本とした「中元調子」ドライバーシャフト
手元にボロン繊維を積層し「カウンターバランス」も実現!

020(赤デラ)の大好評を受け、020の様な速いしなり戻りのまま、元調子のシャフトを開発してほしい!! との声を受け実現しました!
武市プロから「カウンターバランス」の要望も受け、釣り竿でも大物釣りに使用される「ボロン繊維」を手元側に積層させました。
ボロン繊維は比重が重いだけでなく、引張強度にも優れていることから、手元側の強度がアップし、かつカウンターバランスになり振り心地がよくなりました。
元調子は上級者用との一般的概念を覆した打ちやすいシャフトに仕上がっています。

長さ(60度法) バランス 重量 振動数 クラブ慣性モーメント
45.5インチD2.4314g2612822Kgcm2
試打クラブスペック

こんな組み合わせのクラブを手に取ったときから、やっぱりわくわくしちゃいましたね!

詳しくは、このあと「試打レビュー」にて・・・

試打レビュー!!

何はともあれ、今回は弾道を見ていただきたいです!!

正直いままで、いろんな試打をしてきましたが、いきなりここまでそろったのは初めてです。
これで、「究極のゴルフクラブ」探しもおわ・・・・  なんてことはないですが。。。

正直なところ、やばいくらい弾道が揃いすぎて、重なって弾道がわからなくなってます(笑)

全体的に、少し右に出て軽いドローで帰ってくるいかにも飛びそうな弾道で、高さも十分に出ていました。

せっかく弾道計測をしたので、計測データを見てみましょう。

ヘッドスピードボール初速ミート率打出角バックスピンキャリートータル飛距離
45.6 m/s69.27 m/s1.5115.71532 rpm260.4 y279.2 y
5球の平均データです。
※ヘッドスピードかちょっと辛い様なきもするので、ミート率が以上に高いです・・・

まさに、もともと私はバックスピンが少ないスイングですが、その中でも低スピンの度合いは強い印象でしたが、高打出低スピンの典型の様なデータ、飛距離も安定していて、トータル飛距離も最大で283.9ヤードを記録するなど、ほぼ私のMAXな値を引き出してくれています。

正直ここまで書いているだけで、このクラブの高い飛距離性能を表すうえで文句のつけようのないようなものなのですが、このクラブは更に(本当にさらにと言った感じで・・・)特筆すべきポイントがあるんです。

それは、前述の弾道イメージの通り「圧倒的に高い再現性を伴っている」点だと思います。

本当に圧倒的と感じたのが、今回は最終的に20球くらい連続して打っている(上記データを取った後も、面白いくらい同じ弾道が出るので・・・)のですが、ヘッドが同じ位置に同じ向きで毎回降りてきて、それもドローを打つには(個人的には)インパクトでフェースが開いて入ってこないと気持ちよく振り抜けないですが自分でしっかりとわかるくらい、毎回(大げさじゃない印象です)フェースが右を向いて(開いて)インパクトをして、その方向に打ち出しクラブパスもインサイドアウトに簡単に出て行ってくれるので、しつこいですが本当にびっくりするくらい安定してドローをしっかり振りぬいて打っていけました。

コースでどこまで振るかは、人それぞれだと思うのですが、ロングオールで2オンを狙いたいときなどで力が入った場面でも、自信をもってしっかり振りぬいて、ドローで飛距離を稼いで行けるクラブだと確信できました。

これは、ヘッドの構えやすさと適度な重心(FP?)からくるヘッドの扱いやすさと、ここまで触れてきていませんがシャフトの挙動のたまものだと思います。

この「青デラ(DERAMAX 07D-6 Premium)」の個人的な印象は、ちょっと矛盾している印象かもしれませんが、

「硬くて・柔らかい」、「張りと、粘りの融合」とでも言いますでしょうか、振っているとしなりを感じながらも、しなりが一定量まで達するとそこで全長にわたって張りを感じ(ちょっとダブルキックの様な感じも受けるような張り感に感じました)、インパクト前で一気にそれを開放してくれて、そのタイミングが絶妙に取りやすい事と・・・

ここでも、更になんです!!

最近よく言われるスイングの話になりますが、テイクバックでやや外(アウトサイド)に引いて、トップからの切り返しでインサイドからおろしてくる。また、その時の切り返しの時にグリップエンドが体に巻き付く方向ではなく、極端に言うと遠回りしてくる様なイメージで振りやすく(降ろさせられる)ので、とにかくヘッドが走るそれがインサイドからしっかり来るので、ややアッパーのインサイドからの軌道になります。それが、前述のヘッドとの相乗効果で「爆飛び」するんだと思います。

ちょっと余談ですが、よくカウンターバランスのシャフトと謳われている(認知されている)シャフトは多くありますが、スイングウェイトが軽くなるから振りやすいのではなく、スイングの中心(身体)に近いところからクラブを動かしやすいので、「クラブを走らせやすい」から降りやすいんだと私は考えています。
個人的には軽量グリップは、「百害あって一利なし」と思っているので、これをシャフトでしっかりと実践しているのだと思います。

このシャフトに軽量グリップは入れたくないですね!! 個人的には強く主張したいです(笑)

「ゴルフバカ18号」的な総評

正直なところ、誰でも打てるクラブではないかもしれません。

打点が安定せずスライスで悩んでいるゴルファーや、ヘッドスピードが40m/s以下などですと、このクラブをお勧めするべきではないかもしれません。

しかし、逆を言えば一定以上の条件を満たしていれば、非常に大きな恩恵を受けれると思います。
特に大きな恩恵を受けれそうなゴルファーは・・・

  • ヘッドの入射角が大きい(ダウンブロー)ゴルファー
  • 弾道の高いドローヒッター
  • ここぞという時に、やや左に打ち出してしまうゴルファー

もちろん、上記以外のゴルファーにも多くの恩恵をもたらしてくれると思います。

シャフトも50g台の設定もあるので、ヘッド重量の選択はくれぐれも無理しないことがポイントだと思います。

最後にこのクラブを一言でいえば・・・

「使い手を選びますが、大きな福音をもたらしてくれるクラブ」

だと思います。

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